精選版 日本国語大辞典 「空心」の意味・読み・例文・類語
くう‐しん【空心】
〘名〙 仏語。
① 空理を観ずる心。
② 仏語。因果の理法を否定する心。
※日蓮遺文‐法華題目鈔(1266)「成仏往生のなりがたき者四人あり〈略〉第三には空心の者、第四には謗法の者也」
③ 芯が無く、からになっていること。また、その芯。
※菅家文草(900頃)四・奉謝源納言移種家竹「空心為二是天姿勁一。痩幹寧非二地勢寒一」
④ 空腹。
※医案類語(1774)一一「空心服以二早膳一厭レ之」
そら‐ごころ【空心】
〘名〙 いつわりの心。また、うわのそらの心。
※宇津保(970‐999頃)蔵開中「いとゆゆしき事になん、なでうそら心にてかは」
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