空振(読み)からぶり

精選版 日本国語大辞典 「空振」の意味・読み・例文・類語

から‐ぶり【空振】

〘名〙
野球テニスゴルフなどの球技で、振ったバットラケットクラブがねらった球にあたらないこと。
※野球(1923)〈三宅大輔〉六「打者が成る可く、空振をするやうな球を投げる」
練習のため、バットやクラブ、ラケットをひとりで振ること。すぶり。
③ ある行動や努力などがむだになることのたとえ。
※漫才読本(1936)〈横山エンタツ〉恋の学問「空(カ)ら振(ブ)りや。然(しか)し、僕は元気は落さん」

くう‐しん【空振】

〘名〙 腕や棒切れ、刀、バットなどを物に当てずに振ること。からぶり。
※日本野球史(1929)〈国民新聞社運動部〉三十二対六、溜池軍惨敗「福島ボールを調べてゐると、伴がバットを空振(クウシン)して見せる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「空振」の意味・読み・例文・類語

くう‐しん【空振】

爆発噴火などで起こる大気振動

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