空飛ぶ携帯基地局(読み)そらとぶけいたいきちきょく(英語表記)High Altitude Platform Station

知恵蔵mini 「空飛ぶ携帯基地局」の解説

空飛ぶ携帯基地局

ソフトバンク株式会社が2020年4月25日発表した米AeroVironmentとの合弁会社であるHAPSモバイルを通して行う、HAPS(High Altitude Platform Station=成層圏通信プラットフォーム)の通称。同事業の構想は、成層圏を飛行する航空機などの無人機体を通信基地局として運用し、空から広域にわたって通信サービスを提供するもの。HAPSモバイルは、地上から約20キロメートル離れた成層圏を飛行する無人航空機「HAWK30(ホーク30)」を開発。今後、研究開発やフライトテストを重ね、23年ごろにHAWK30の量産化を行い、サービスの提供を目指す。同事業について、ソフトバンク株式会社は通信や航空の世界的企業計12社が参加する連合を立ち上げると発表している。

(2020-2-26)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android