突拍子もない(読み)トッピョウシモナイ

デジタル大辞泉 「突拍子もない」の意味・読み・例文・類語

突拍子とっぴょうしもな・い

とんでもなく調子はずれである。突飛である。「―・いことを言い出す」
[類語]とんでもない途方もないとてつもないとんだ大それたもってのほか法外不届き邪道不逞不埒論外けしからん話にならない滅相も無い気が知れない不心得沙汰の限り沙汰のほか非道無道不当不所存あるまじきあろうことか一筋縄ではいかない目に余る横道身の程知らず不届き至極異常異様奇異奇妙みょう面妖めんよう不思議不可解不審不自然奇怪奇態風変わり特異異状異例非常別条変ちくりん変てこ変てこりん妙ちきりんけったいおかしいおかしな奇天烈きてれつ珍奇新奇珍妙奇抜奇警奇想天外突飛ファンシー言語道断無茶めちゃむちゃくちゃめちゃくちゃめちゃめちゃ滅法無理乱暴無体理不尽非理不当不条理不合理非合理狂的

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精選版 日本国語大辞典 「突拍子もない」の意味・読み・例文・類語

とっぴょうし【突拍子】 も ない

(「ない」は強調の意を添える) なみはずれている。とんでもなく調子はずれである。とっぴょうずもない。どひょうしもない。
洒落本辰巳之園(1770)「とっぴゃうしもねエ、こんだァむし」
※或る女(1919)〈有島武郎〉前「『私明日亜米利加に発ちますの、独りで』と突拍子(トッピャウシ)もなく云った」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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