立体図学(読み)りったいずがく

百科事典マイペディア 「立体図学」の意味・わかりやすい解説

立体図学【りったいずがく】

画法幾何学または単に図学とも。空間におかれた立体を平面上に正確に描く方法,およびその図から立体の面の幾何学性質その他について研究する幾何学の一分野。フランスモンジュが創始。主要な画法投影法で,機械建築物などの設計に不可欠のものである。また地図製作のための画法に地図投影法がある。
→関連項目モンジュ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の立体図学の言及

【画法幾何学】より

…三次元の空間図形(点,線,面ならびにこれらで構成されている立体)を,二次元の平面上に表示し,かつこれらの図形の相互関係を定性的,定量的に考察する学問で,分類上は幾何学の一分野。図法幾何学,立体図学とも呼ばれる。画法幾何学の創始者はフランスのG.モンジュで,彼は城壁の設計を計算によらず作図によって解く方法を開発した。…

※「立体図学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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