竜の子太郎(読み)タツノコタロウ

デジタル大辞泉 「竜の子太郎」の意味・読み・例文・類語

たつのこたろう〔たつのこタラウ〕【竜の子太郎】

松谷みよ子による長編の児童文学作品。日本各地の民話を下敷きに、竜になった母親を訪ねて旅をする少年太郎成長を描く。昭和35年(1960)、第1回講談社児童文学新人賞を受賞して刊行された。第8回産経児童出版文化賞受賞。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「竜の子太郎」の解説

竜の子太郎 たつのこたろう

松谷みよ子の同名童話主人公
山奥寒村にすむ男の子。竜に化身した母をたずねて旅に出,天狗(てんぐ)から百人力をさずけられ,母と再会親子で力をあわせて湖の水をほし,広大な田につくりかえる。作品は長野県各地につたわる小泉小太郎伝説をもとに昭和35年に創作された。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android