童男(読み)オグナ

デジタル大辞泉 「童男」の意味・読み・例文・類語

お‐ぐな〔を‐〕【童男】

男の子男児少年
「是の小碓命をうすのみことは、亦の名は日本やまと―」〈景行紀〉

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精選版 日本国語大辞典 「童男」の意味・読み・例文・類語

お‐ぐな を‥【童男】

〘名〙 男の子。少年。おのわらわ。
書紀(720)景行二年三月「是の小碓命は、亦の名をば日本童男〈童男、此をば烏具奈(ヲグナ)と云ふ〉とまうし」

どう‐なん【童男】

〘名〙 (「とうなん」とも) 男の子ども。男のわらわ。
※宇津保(970‐999頃)内侍督「近きまもりに、どうなん・くゎん女こそさぶらへ」 〔後漢書‐祭祀志・下〕

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普及版 字通 「童男」の読み・字形・画数・意味

【童男】どうだん・どうなん

男の子。〔三国志、呉、呉主伝〕長老傳へて言ふ、秦の始皇、方士徐はし、女數千人を將(ひき)ゐてに入り、び仙を求めしむ。此の州(亶洲)に止まりて(かへ)らず。世相ひ承けて數り。

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