童蒙(読み)どうもう

精選版 日本国語大辞典 「童蒙」の意味・読み・例文・類語

どう‐もう【童蒙】

〘名〙 まだ幼くて、物の道理に暗い者。子ども
本朝文粋(1060頃)八・山晴秋望多詩序〈藤原惟成〉「未童蒙於幼智之水、抜神聴於群英之林
評判記色道大鏡(1678)凡例真名にて書置たれども、女子童蒙(ドウモウ)のみん時、其患(うれへ)なきにしもあらず」 〔易経‐蒙卦〕

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デジタル大辞泉 「童蒙」の意味・読み・例文・類語

どう‐もう【童×蒙】

[名・形動]幼くて道理がわからないこと。また、その者や、そのさま。
「―な顔の体のずんぐりした少女」〈秋声仮装人物

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