竹入義勝(読み)たけいりよしかつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「竹入義勝」の意味・わかりやすい解説

竹入義勝
たけいりよしかつ

[生]1926.1.10. 長野
政治家国鉄に勤めたが結核を病み,1953年創価学会入信。 63年東京都議に当選,64年 11月の公明党結成とともに副書記長。 66年学会総務。 67年同党は初めて総選挙に進出,25議席を獲得し,初当選の竹入は第3代委員長に抜擢された。 70年言論抑圧問題が起り,学会と党は政教分離し,以後竹入は政治活動に専念することになった。 71年訪中,日中国交回復に努めた。創共協定問題でも党の独自性を示した。反共中道勢力の結集を政治目標とし,78年 11月,80年にも訪中,81年には訪韓するなどアジア外交に意欲的であった。竹入-矢野絢也書記長体制を 10期続けたあと,86年 12月委員長を辞任。 90年衆議院議員を退任

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「竹入義勝」の解説

竹入義勝 たけいり-よしかつ

1926- 昭和後期-平成時代の政治家。
大正15年1月10日生まれ。国鉄職員のときの昭和28年創価学会にはいる。東京都議などをへて,42年衆議院議員(当選8回,公明党),党委員長となる。矢野絢也(じゅんや)書記長とのコンビで野党第2党の地歩をかため,政教分離をはかる。日中国交正常化にも尽力。平成2年政界を引退。長野県出身。政治大学校卒。

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