竹箒(読み)たかぼうき

精選版 日本国語大辞典 「竹箒」の意味・読み・例文・類語

たか‐ぼうき ‥ばうき【竹箒】

玉葉‐養和元年(1181)一二月九日「勘解由判官祐俊、以竹箒御在所先例也」
長塚節歌集(1917)〈長塚節〉明治三五年「竹箒(タカバウキ)手にとり持ちて散り松葉あさなあさなに掃くがすずしさ」

たけ‐ぼうき ‥ばうき【竹箒】

〘名〙 葉を落とした竹の小枝をたばねて、適当な長さに切った竹の幹を柄としたほうき地面をはくのに用いる。たかぼうき。たけばはき。
浮世草子好色二代男(1684)一「たつが帯に、竹箒(タケボウキ)をささせ、八兵衛に莚をきせ」

たけ‐ばはき【竹箒】

〘名〙 =たけぼうき(竹箒)訓蒙図彙(1666)〕
※浮世草子・日本永代蔵(1688)五「此家の福の神は塵にまじはり給ひしに、竹箒(タケバハキ)に恐て出させ給ふにや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「竹箒」の意味・読み・例文・類語

たか‐ぼうき〔‐ばうき〕【×箒】

たけぼうき(竹箒)」に同じ。

たけ‐ぼうき〔‐ばうき〕【竹×箒】

竹の小枝を束ね、竹の幹を柄としたほうき。地面を掃くのに用いる。たかぼうき。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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