精選版 日本国語大辞典 「笈・負」の意味・読み・例文・類語
おい おひ【笈・負】
〘名〙 (「負い」の意から) 修験者(しゅげんじゃ)、行脚僧(あんぎゃそう)などが旅行中、仏具、衣服、書籍、食器などを入れて、背負って歩く容器。箱形のほか、板笈または縁笈と呼ばれる背負子の改良型とがある。いずれも木製あるいは竹製で短い脚がつく。ふみばこ。おいずり。おいずる。
※今昔(1120頃か)三一「只(ただ)迯なむと偏(ひとへ)に思ひ得て、負(おひ)をも弃(す)て」
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