笠戸丸組(読み)かさどまるぐみ

世界大百科事典(旧版)内の笠戸丸組の言及

【移民】より

…さらに24年にはアメリカ合衆国の移民割当法(排日移民法)が制定され,日本人移民の渡航には著しい制限が加えられた。 一方,コーヒー園労働力の需要にもとづくブラジル移民は,1908年の会社契約移民781人(笠戸丸組)に始まり,アメリカ合衆国の制限強化につれて増大し,戦争で途絶するまでに約19万人が移住した。とくに関東大震災の罹災者救済に始まる政府の補助金政策や,昭和恐慌期の農村窮乏を反映し,最盛期の1933,34両年の渡航者は計5万人余にのぼった。…

※「笠戸丸組」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android