笹部新太郎(読み)ささべ しんたろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「笹部新太郎」の解説

笹部新太郎 ささべ-しんたろう

1887-1978 昭和時代の桜研究家。
明治20年生まれ。桜の品種改良普及につとめ,昭和34年岐阜県の御母衣(みほろ)ダム建設の際,樹齢400年以上の「御母衣の桜」を移植し活着させた。水上勉の「桜守」のモデル。また兵庫県武田尾付近に「桜の園」をつくり,全国の桜の種子をあつめて栽培した。昭和53年12月19日死去。91歳。大阪出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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