筒先(読み)ツツサキ

デジタル大辞泉 「筒先」の意味・読み・例文・類語

つつ‐さき【筒先】

ホースなど筒形の物の先端部分筒口
銃砲の先。銃口砲口。筒口。「銃の筒先相手に向ける」
消防ポンプのホースの筒先を扱う消防士。筒口。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「筒先」の意味・読み・例文・類語

つつ‐さき【筒先】

〘名〙
① 筒のさき。筒の先端の部分。
※雑俳・伊勢冠付(1772‐1817)「恋軍・筒先を望まして居」
② 特に、鉄砲銃身や、大砲砲身の先端。銃口。
※俳諧・貝おほひ(1672)二〇番「あぶなき筒先(ツツサキ)、足ばやに迯のき侍りぬ」
③ (②から転じて) 攻撃正面矢面
滑稽本・八笑人(1820‐49)三上「取次の者があちらを向ましたから、此うち早くお上りなさい、とても筒先へはむかはれません」
④ 消防ポンプのホースの筒の先の操作を受け持つ消防士。

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