筵織(読み)むしろおり

精選版 日本国語大辞典 「筵織」の意味・読み・例文・類語

むしろ‐おり【筵織】

〘名〙
※雑俳・口よせ草(1736)「菰にねて莚こひしき莚おり」
② 経(たていと)の糸込が多く、緯(よこいと)が太く荒くて、筵のように見える織物
洒落本遊子方言(1770)発端「きれは、阿蘭陀(オランダ)のむしろをり、貴様見ると、ふるへ付ほどなきれだ」
③ 東京都青梅市付近から産出する海老茶地(えびちゃじ)黄縞(きじま)綿織物

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「筵織」の意味・読み・例文・類語

むしろ‐おり【×筵織(り)】

筵打ち」に同じ。
横糸を特に太くして、むしろのように織った織物。

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