精選版 日本国語大辞典 「箒・帚」の意味・読み・例文・類語
ほうき はうき【箒・帚】
〘名〙 (「ははき(箒)」の変化した語)
※説経節・説経苅萱(1631)中「とっかう、さんかう、れいを、三つのたからものを、はうきにゆいそへ」
② (━する) 遊里で、次々に別の芸娼妓に関係すること。手当たり次第に女と関係すること。また、その男。浮気者。
※咄本・軽口五色紙(1774)中「コレハコレハ箒(ハウキ)様か、見それました」
③ 紋所の名。①をかたどった図柄のもの。
※咄本・かの子ばなし(1690)中「扨、六尺のもんは家のもんか。〈略〉立花りうあんはほうきを付られた」
は‐はき【箒・帚】
〘名〙 (「羽掃き」の意で、古く鳥の羽毛を用いたところからという。「はわき」の時代も)
① ほうき。
※古語拾遺(嘉祿本訓)(807)「作レ箒(ハハキ)掃レ蟹仍掌鋪設」
※和玉篇(15C後)「箒 ハワキ」
② =ほうきぎ(箒木)
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