箕帚を執る(読み)きそうをとる

精選版 日本国語大辞典 「箕帚を執る」の意味・読み・例文・類語

きそう【箕帚】 を 執(と)

読本俊寛僧都島物語(1808)二「もし梵女児たるを嫌ひ給はずば、君が為に箕掃(キザウ)を執らし」

きしゅう【箕帚】 を=執(と)る[=奉(ほう)ず]

妻妾となって仕える。箕帚に侍す。きそうを執る。
近古史談(1864)二「哀泣之余安能得箕帚」 〔史記‐高祖本紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「箕帚を執る」の意味・読み・例文・類語

箕帚きそう・る

掃除する。また、妻妾として仕える。箕帚を奉ずる。
「或時は…家にれて―・らせたこともあったが」〈荷風濹東綺譚

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