箪瓢(読み)たんぴょう

精選版 日本国語大辞典 「箪瓢」の意味・読み・例文・類語

たん‐ぴょう ‥ペウ【箪瓢】

〘名〙
① 飯を盛る器と水を入れる器。
※柳湾漁唱‐二集(1831)戯咏豆腐「錬漉功成甘淡冷、寒厨時復伴箪瓢」 〔陶潜五柳先生伝〕
経国集(827)一・小山賦〈石上宅嗣〉「禽獣不群兮何必避世、箪瓢為楽兮聊以卒歳」 〔班固‐答賓戯〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「箪瓢」の意味・読み・例文・類語

たん‐ぴょう〔‐ペウ〕【××瓢】

飯を盛る器と、水を入れる器。
茶道具で、ひょうたんを逆さにしたように、上が大きく下が小さく膨らんだ形のもの。茶入れ・水指みずさし・釜などにある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android