節婦（読み）せっぷ

精選版 日本国語大辞典

せっ‐ぷ【節婦】

〘名〙 節操をかたく守る婦人。貞節な女性。

※令義解（718）賦役「凡孝子。順孫。義夫。節婦。志行聞_二於国郡_一者。申_二太政官_一。奏聞表_二其門閭_一」

※花柳春話（1878‐79）〈織田純一郎訳〉附録八「是れ之を節婦(セップ)と謂はずして何おか云はん」 〔傅玄‐和秋胡行〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

せっ‐ぷ【節婦】

節操をかたく守る女性。
「強い人は幸にして…―となり忠臣となる」〈有島・惜みなく愛は奪ふ〉
[類語]貞女

出典　小学館

普及版 字通

【節婦】せつぷ

貞女。晋・傅玄〔秋胡行〕楽府　奈何(いかん)ぞ秋胡　中にしてを懷ふ　此のの　高行巍峩(ぎが)たるを美(よ)しとす　哀しい哉(かな)、愍(あわ)れむべし　自ら長河に投ず

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出典　平凡社「普及版 字通」