節電(読み)せつでん

精選版 日本国語大辞典 「節電」の意味・読み・例文・類語

せつ‐でん【節電】

〘名〙 電力使用を節約すること。
※古川ロッパ日記‐昭和一五年(1940)三月四日「節電々々で夜の暗いこと、まあ防空演習のお姉さんみたいですわ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「節電」の意味・読み・例文・類語

せつ‐でん【節電】

[名](スル)電力の使用量を節約すること。「エネルギー資源を守るために節電する」→ピークカット随時調整契約計画調整契約

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「節電」の意味・わかりやすい解説

節電【せつでん】

電力の使用量・消費量を節約すること。国と電力会社による節電は,計画停電など企業から一般家庭まで大規模に行われるものもある。節電という用語は第二次大戦中から戦後にかけて広く流布した言葉である。2011年3月東日本大震災福島第一原発事故で電力供給力不足に陥ったため,東京電力東北電力は計画停電に踏み切った。節電の動きはその後も企業や自治体,学校,駅,家庭などに拡がった。家庭での節電は,冷暖房温度設定,照明のLED化さらに太陽光発電の導入など,企業では外光を取り入れ消灯したり,使わないパソコンの電源を切ったり,エレベーターの稼働停止,時間差出勤などのピークカットといった工夫もなされている。一般的な省エネの動きは近年地球温暖化対策としてもすでに拡がっており,電機製品のイノベーションや節電エコタイマー,節電コンセントなど新商品の開発も進んでいる。
→関連項目関西電力[株]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android