簡単服(読み)カンタンフク

デジタル大辞泉 「簡単服」の意味・読み・例文・類語

かんたん‐ふく【簡単服】

簡単なデザインの、婦人用の夏物ワンピース。あっぱっぱ。 夏》
[類語]あっぱっぱ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「簡単服」の意味・読み・例文・類語

かんたん‐ふく【簡単服】

〘名〙 単純な型のワンピース。多く、夏の婦人用家庭着として用いられる。あっぱっぱ。《季・夏》
結婚生態(1938)〈石川達三〉一三「猛暑着物をきてゐては辛いだらうと妻が買ってあたへた簡単服を」

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世界大百科事典(旧版)内の簡単服の言及

【アッパッパ】より

…1923年の関東大震災後から昭和初期にかけて,急速にひろまった女性の夏季用洋服で,簡単服ともいう。語源は裾がパッとひろがるという大阪言葉に由来する。…

【洋服】より

…このころ開通したバスには,制服姿の女子車掌がさっそうと登場して珍しがられた。23年の関東大震災後,災害時の和服の危険性を指摘する世論が高まり,大阪商人は安価な簡単服を売り出した。裾がパッと広がるところからアッパッパと呼ばれ,低所得層の夏着に流行した。…

※「簡単服」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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