簡粗(読み)かんそ

精選版 日本国語大辞典 「簡粗」の意味・読み・例文・類語

かん‐そ【簡粗】

〘名〙 (形動)
① 飾りけがなくおおまかであること。また、そのさま。
※応永本論語抄(1420)八佾第三「管仲が器量少しきなるとは、身を倹約に持て簡麁なる者かと云」 〔新唐書‐張嘉貞伝〕
② 簡単で粗末なこと。また、そのさま。
大道無門(1926)〈里見弴隣人「何も彼も黒づくめに、簡粗(カンソ)飾付がしてあったが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「簡粗」の意味・読み・例文・類語

かん‐そ【簡粗】

[名・形動]簡単で粗末なこと。また、そのさま。
「何も彼も黒づくめに、―な飾付がしてあったが」〈里見弴・大道無門〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android