籠中(読み)ろうちゅう

精選版 日本国語大辞典 「籠中」の意味・読み・例文・類語

ろう‐ちゅう【籠中】

〘名〙 かごなか
本朝麗藻(1010か)下・贈心公古調詩〈具平親王〉「籠中有飽雉、豢中有肥豚

こ‐ちゅう【籠中】

〘名〙 かごのなか。ろうちゅう。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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デジタル大辞泉 「籠中」の意味・読み・例文・類語

こ‐ちゅう【籠中】

かごの中。ろうちゅう。「籠中の鳥」

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普及版 字通 「籠中」の読み・字形・画数・意味

【籠中】ろうちゆう

かごの中。清・燮〔県署中、舎弟墨に与ふる第二書〕生最も籠中に鳥をふことを喜ばず。我はを圖(はか)り、彼は囚牢に在り。何の何の理りて、必ず物の性を屈して、以て吾が性に(かな)はしめんや。

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