粉微塵(読み)コナミジン

デジタル大辞泉 「粉微塵」の意味・読み・例文・類語

こな‐みじん〔‐ミヂン〕【粉×塵】

非常に細かく砕けること。こっぱみじん。こなごな。「粉微塵に砕ける」
[類語]木っ端微塵粉粉ちぎれちぎれ切れ切れ途切れ途切れ

こ‐みじん〔‐ミヂン〕【粉×塵】

[名・形動]こなみじん」に同じ。「波が粉微塵に砕け散る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「粉微塵」の意味・読み・例文・類語

こな‐みじん ‥ミヂン【粉微塵】

〘名〙 (形動) (「微塵」は細かいちりやほこり。転じて、微細なものの意) 粉となり、微塵となること。固体がくだけて非常に細かくなること。また、そのさま。粉小微塵。こっぱみじん。こなみじ。
※古活字本荘子抄(1620頃)一〇「きげんがわるくは粉微塵にくだかるべきなり」

こ‐みじ ‥ミヂ【粉微塵】

〘名〙 (形動) 「こみじん(粉微塵)」の変化した語。
※歌謡・落葉集(1704)二・公時酒の酔「弓矢八幡腰骨粉微塵(コミヂ)に打って、屍はかきに晒すとも、梢頭(きのうら)に寝よ」

こ‐みじん ‥ミヂン【粉微塵】

〘名〙 (形動) きわめて細かく砕けること。細かく砕くこと。また、砕けてきわめて細かいさま。こなみじん。
日葡辞書(1603‐04)「Comiginni(コミヂンニ) ウチクダク」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android