粟田部(読み)あわたべ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「粟田部」の意味・わかりやすい解説

粟田部
あわたべ

福井県越前市(えちぜんし)北東部の一地区。越前(福井県)南部の中心地として、今立(いまだて)郡池田郷(ごう)および周辺一帯の物資集散地として、また五箇(ごか)製紙地への物資供給地として発達した。サクラ名所花筐(かきょう)公園謡曲『花筐(はながたみ)』にちなむ。

[印牧邦雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「粟田部」の意味・わかりやすい解説

粟田部
あわたべ

福井県中央部,越前市北東部の旧町域。武生盆地の南東部にある。 1926年町制施行。 1954年北新庄村の一部を編入,1955年南中山村,服間村と合体し,北中山村の一部を編入。 1956年今立町に名称変更。足羽川上流域の池田郷 (→池田町 ) と武生を結ぶ商業町として古くから発展。機業が盛ん。謡曲『花筐 (はながたみ) 』にちなむサクラの名所の花筐公園 (かきょうこうえん) がある。

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世界大百科事典(旧版)内の粟田部の言及

【今立[町]】より

…福井県中部,今立郡の町。1956年粟田部町が改称の後,岡本村を編入。人口1万4424(1995)。…

※「粟田部」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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