精力(読み)セイリョク

デジタル大辞泉 「精力」の意味・読み・例文・類語

せい‐りょく【精力】

精神肉体の活動する力。仕事を成し遂げていく元気。「研究に精力を注ぐ」「精力剤」
[類語]原動力エネルギー活力体力パワー動力馬力元気活気生気精気神気鋭気壮気覇気威勢景気気力血気

せい‐りき【精力】

せいりょく(精力)」に同じ。〈日葡
物事に力を尽くすこと。尽力骨折り
和蘭人おらんだじんこれを見て、その―に感じ」〈蘭学事始

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精選版 日本国語大辞典 「精力」の意味・読み・例文・類語

せい‐りき【精力】

〘名〙 (「りき」は「力」の呉音)
※大観本謡曲・恋重荷(1423頃)「精力(せいりき)を尽し候へどももとより重荷なれば持たれぬ事を恨み」 〔文明本節用集(室町中)〕
② 骨を折って尽力すること。他のために力を貸して努力すること。
浄瑠璃淀鯉出世滝徳(1709頃)上「曲事に逢筈をとやかくおれがせいりきで沙汰なしに事すんだ」

せい‐りょく【精力】

〘名〙 心身活動力。心身を働かせるもととなる力。根気。元気。せいりき。
太平記(14C後)一八「今ははや精力(セイリョク)尽て、深手余多負ければ」
談義本・風流志道軒伝(1763)五「雨風の神精力(セイリョク)を尽し、霰の神・雹の神もともどもに力をそへ」 〔漢書‐匡衡伝〕

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普及版 字通 「精力」の読み・字形・画数・意味

【精力】せいりよく

持続してことをしあげる力。根気。また努力する。〔鶴林玉露、甲一、文鑑〕昔、司馬光鑑を作る。治に補りと謂ふべし。ほ其の一生力を枉費(わうひ)せるを惜しむ。

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