糟糠の妻は堂より下さず(読み)ソウコウノツマハドウヨリクダサズ

デジタル大辞泉 「糟糠の妻は堂より下さず」の意味・読み・例文・類語

糟糠そうこうつまどうよりくださず

《「後漢書」宋弘伝から》貧しいときから苦労をともにしてきた妻を、富貴になってからも大事にして見捨てない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「糟糠の妻は堂より下さず」の解説

糟糠の妻は堂より下さず

貧しい時から苦労をともにしてきた妻は、立身出世した後も家から追い出してはならない。

[解説] 中国後漢光武帝が、寡婦となった姉、湖陽公主を、人格風采ともに人にすぐれた大司馬宋弘にめあわせようとして、宋弘に「人は身分が高くなれば交際相手を替え、富めば妻を替えるのが普通だが」と妻を替えるようほのめかしたときに宋弘の答えたことば。「堂」は、おもて座敷、家。

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