精選版 日本国語大辞典 「糧・粮」の意味・読み・例文・類語
かて【糧・粮】
〘名〙
② 食料。糧食。
※書紀(720)神武即位前乙卯年(熱田本訓)「三年を積(ふ)る間に、舟檝を脩(そろ)へ、兵食(カテ)を蓄(そな)へ」
※観智院本三宝絵(984)下「かてなきものはうゑつかれたるなり」
③ (比喩的に) 生活、成長していく上で、滋養分、ささえとなるもの。また、精神的なささえ。
※梵舜本沙石集(1283)五末「身の後のまことの道のカテをつつまざる事、静に思とくにかなしくこそ侍れ」
※竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生の散歩「あらゆる経験を成長の糧として、自家薬籠に取り入れ」
りょう リャウ【糧・粮】
〘名〙
① 旅行・行軍などで用いる食料。糧食。かて。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報