糸薄（読み）イトススキ

デジタル大辞泉

いと‐すすき【糸^▽薄】

ススキの変種。葉や茎が糸のように細い。園芸用。《季 秋》

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

いと‐すすき【糸薄】

〘名〙 (「いとずすき」とも) ススキの園芸品種。日当たりのよい山地、海岸近くに自生し、また観賞用に栽培もされる。茎、葉、穂ともに細く小さいもの。高さ六〇～一二〇センチメートル。葉は幅三～六ミリメートルの線形で、白い主脈をもち、大きく湾曲して先が垂れ下がる。《季・秋》

※歌仙本伊勢集（１１Ｃ後）「糸薄呼子鳥にもあらねども昔恋しき音をのみぞなく」

出典　精選版 日本国語大辞典

動植物名よみかた辞典　普及版

糸薄 (イトススキ・イトズスキ)

学名：Miscanthus sinennis var.sinensis f.gracillimus
植物。イネ科のススキの変種

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」