紀小弓(読み)きのおゆみ

精選版 日本国語大辞典 「紀小弓」の意味・読み・例文・類語

き‐の‐おゆみ【紀小弓】

大和時代武将。大磐(おおいわ)の父。雄略天皇のとき、蘇我韓子(からこ)大伴談(かたり)、小鹿火(おかひ)などとともに渡海して新羅(しらぎ)を討ったが、反撃されて敗れ、病死。生没年未詳。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「紀小弓」の解説

紀小弓 きの-おゆみ

?-? 5世紀後半の武人
紀大磐(おいわ)の父。雄略天皇9年蘇我韓子(そがの-からこ)らとともに新羅(しらぎ)(朝鮮)遠征の命をうけ,天皇から後妻としてあたえられた吉備上道大海(きびのかみつみちの-おおあま)をともなって出陣したが,陣中で病死した。帰国した大海は,天皇から和泉(いずみ)(大阪府)田身輪邑(たむわのむら)に墓所をおくられた。

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