紀白麻呂(読み)きの しろまろ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「紀白麻呂」の解説

紀白麻呂 きの-しろまろ

?-? 奈良-平安時代前期の官吏
宝亀(ほうき)10年(779)従五位下。造東大寺次官,因幡介(いなばのすけ)をへて春宮亮(とうぐうのすけ)となり,大夫(だいぶ)大伴家持(おおともの-やかもち)のもとで早良(さわら)親王につかえる。延暦(えんりゃく)4年藤原種継(たねつぐ)暗殺事件に連座して隠岐(おき)に配流。25年(806)桓武(かんむ)天皇の死の直前にもとの従五位上に復された。名は白満ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android