紅蓮地獄(読み)ぐれんじごく

精選版 日本国語大辞典 「紅蓮地獄」の意味・読み・例文・類語

ぐれん‐じごく ‥ヂゴク【紅蓮地獄】

〘名〙 仏語。八寒地獄の第七、すなわち鉢特摩padma紅蓮」と訳す)。ここに落ちた者は、寒さのために身体の皮、肉が破れて紅蓮華のようになるとされるところから、この名がある。ぐれん。ぐれんげ。
今昔(1120頃か)六「遂に死して紅蓮地獄(ぐれんぢごく)に堕(おち)ぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「紅蓮地獄」の意味・読み・例文・類語

ぐれん‐じごく〔‐ヂゴク〕【×蓮地獄】

仏語。八寒地獄の第七(鉢特摩はどま)。ここに落ちた者は、寒さのために皮膚が破れて血が流れ、紅色の蓮の花のようになるという。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android