納豆烏帽子(読み)ナットウエボシ

デジタル大辞泉 「納豆烏帽子」の意味・読み・例文・類語

なっとう‐えぼし【納豆×帽子】

近世おり烏帽子の俗称。巾子形こじがた前面にある「まねき」の部分が、三角形をしていて寺納豆入れ物である曲げ物形状に似ているところからの名。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「納豆烏帽子」の意味・読み・例文・類語

なっとう‐えぼし【納豆烏帽子】

〘名〙 折烏帽子(おりえぼし)の俗称。室町時代の末頃から形式化した折烏帽子の巾子形(こじがた)前面の「まねき」の部分が、三角形をしていて寺納豆の曲物(まげもの)の形状に似ていたところから。
浮世草子鬼一法眼虎の巻(1733)二「納豆烏帽子(ナットウヱボシ)素襖着て立出るを」

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