紐帯(読み)ちゅうたい

精選版 日本国語大辞典 「紐帯」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐たい チウ‥【紐帯】

〘名〙 (「じゅうたい」とも)
① おびとひも。転じて、おびやひものように、両者を結びつけるたいせつなもの。つながり。
文学批評方法論(1940)〈岩上順一〉「金銭経済の冷血な法則そのものが、肉親の紐帯(ヂウタイ)日日に解体せしめつつある」
② 特に、社会を構成している条件血縁地縁利害など。
日本思想(1961)〈丸山真男〉一「この同族的〈略〉紐帯と祭祀共同と、『隣保共助の旧慣』とによって成立つ部落共同体は」

じゅう‐たい ヂュウ‥【紐帯】

〘名〙 (「じゅう」は「紐」の漢音) =ちゅうたい(紐帯)
※文学批評の方法論(1940)〈岩上順一〉「金銭と経済の冷血な法則そのものが、肉親の紐帯(ヂウタイ)を日日に解体せしめつつあるといふ客観的現実を」

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デジタル大辞泉 「紐帯」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐たい〔チウ‐〕【×紐帯】

ひもと、おび。転じて、二つのものをかたく結びつけるもの。
血縁・地縁・利害関係など、社会を形づくる結びつき。

じゅう‐たい〔ヂウ‐〕【×紐帯】

ちゅうたい(紐帯)

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普及版 字通 「紐帯」の読み・字形・画数・意味

【紐帯】ちゆうたい

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