紫苑色・紫菀色(読み)しおんいろ

精選版 日本国語大辞典 「紫苑色・紫菀色」の意味・読み・例文・類語

しおん‐いろ シヲン‥【紫苑色・紫菀色】

〘名〙
紫苑の花のような、薄い青紫色。
② 襲(かさね)色目一つ。家流により諸説がある。表は薄紫、裏は青。または、表は紫、裏は蘇芳(すおう)。または、表は蘇芳、裏は萌黄(もえぎ)。秋のはじめに用いる。しおん。
※宇津保(970‐999頃)あて宮「御つかひにしほんいろの綾の細長、袴一具かづけたまふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android