紬糸(読み)つむぎいと

精選版 日本国語大辞典 「紬糸」の意味・読み・例文・類語

つむぎ‐いと【紬糸】

〘名〙 屑繭または真綿をつむいで、よりをかけて作った糸。紬(つむぎ)などを織る材料として用いる。

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デジタル大辞泉 「紬糸」の意味・読み・例文・類語

つむぎ‐いと【×紬糸】

屑繭くずまゆまたは真綿に手でりをかけて紡いだ太くて節の多い絹糸。

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世界大百科事典(旧版)内の紬糸の言及

【紬糸紡績】より

…絹の真綿を手で紡いで糸にすることをいう。こうして作った紬糸(つむぎいと)を経(たて)・緯(よこ)に使って,無地,絣(かすり)模様,縞(しま)に織ったのが紬である。茨城県結城(ゆうき)市および栃木県小山市をそれぞれ中心とする地域で生産される結城紬は,経糸に180~210デニール,緯糸に110~120デニールくらいの太さの紬糸を使い,縞または絣模様に織った平織の着尺地である。…

【紬】より

…絹織物の一種で,元来は紬糸を用いた織物のこと。組織は平織とし,色無地や縞,絣物を主とするが,後染用の白生地もある。…

※「紬糸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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