細やぐ(読み)ささやぐ

精選版 日本国語大辞典 「細やぐ」の意味・読み・例文・類語

ささ‐や・ぐ【細やぐ】

〘自ガ四〙 (「やぐ」は接尾語) こぢんまりとする。ほっそりする。
※栄花(1028‐92頃)初花「いと若うぞおはします。もとよりいとささやかにおはしますけなめり。更に猶いと心もとなきまでささやがせ給へり」

ほそ‐や・ぐ【細やぐ】

〘自ガ四〙 (「やぐ」は接尾語) 肢体がやせてほっそりする。ほそやかになる。
源氏(1001‐14頃)宿木「むかしよりはすこしほそやぎて、あてに、らうたかりつるけはひ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「細やぐ」の意味・読み・例文・類語

ほそ‐や・ぐ【細やぐ】

[動ガ四]細くなる。やせる。
「肥えたりし人の、すこし―・ぎたるに」〈・宿木〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android