細事(読み)サイジ

デジタル大辞泉 「細事」の意味・読み・例文・類語

さい‐じ【細事】

ちょっとしたこと。つまらない事柄。小事。「細事にこだわらない」
詳しい事柄。「細事にわたる説明」
[類語]事物事象物事現象出来事余事余所よそ他事他人事人事ひとごと雑事諸事事件時事事柄事故異変大変急変変事大事だいじ大事おおごと世事俗事私事しじ私事わたくしごと用事用向き用件所用用務小用こよう・しょうよう野暮用雑用私用公用社用商用急用多用主用珍事不祥事アクシデントハプニングセンセーション些細些事小事枝葉末節枝葉末節瑣末末梢的細かい細細こまごましい煩瑣はんさ瑣瑣ささたる区区くくたるちょっとした取るに足りないたわいない何でもない愚にもつかぬ益体も無いらちも無い高が知れる二次的二義的副次的些些ささささやかわずか幾ばくたかがいささかほんの有るか無きかちょっと一縷いちる一抹些少さしょう無駄事微微つまらない無意味下らない問題外部分的派生的卑小眇眇びょうびょうよし無いトリビアル

こま‐ごと【細事/細言】

こまごました、つまらない事。
「―吐かずと早帰れと」〈浄・忠臣蔵

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「細事」の意味・読み・例文・類語

さい‐じ【細事】

〘名〙
① ささいなこと。ちょっとしたこと。こまかい事柄。つまらない事柄。小事。些事(さじ)
玉葉‐承安元年(1171)一一月一九日「此外細事等尤多」 〔新唐書‐席予伝〕
② 詳細なこと。くわしい事柄。

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普及版 字通 「細事」の読み・字形・画数・意味

【細事】さいじ

ささいなこと。〔唐書、席予伝〕性、畏なり。子弟・屬に書を與ふるに、字を作(な)さず。或ひと曰く、此れ細事なるのみ。何ぞ慮を留めんと。答へて曰く、細をもまず、況んや大事をやと。

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