経術(読み)けいじゅつ

精選版 日本国語大辞典 「経術」の意味・読み・例文・類語

けい‐じゅつ【経術】

続日本紀‐天平神護二年(766)五月乙丑「今経術之道。成業者寡。空設職員」 〔漢書‐東平思王伝〕

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デジタル大辞泉 「経術」の意味・読み・例文・類語

けい‐じゅつ【経術】

経学」に同じ。

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普及版 字通 「経術」の読み・字形・画数・意味

【経術】けいじゆつ

儒教による統治の法。〔漢書、循吏伝序〕時に(仲舒・公孫弘・兒寛(げいかん))三人、皆儒にして世務にじ、法にし、經を以て事を潤す。

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世界大百科事典(旧版)内の経術の言及

【公羊学】より

…春秋時代の魯国の歴史記録である《春秋》には,その解釈として《公羊伝》《穀梁伝(こくりようでん)》《左氏伝》の3伝があるが,前漢の武帝が董仲舒(とうちゆうじよ)らの献策をいれて儒学を政治原理として用い,博士官を設けて経学の伝授を行ったとき,先秦時代の古文経書ではなくて今文(前漢時代に通用していた隷書)で書かれた経書を教科書とした。また当時の経学は経術ともよばれて政治の実際と深く結びついており,ことに《春秋公羊伝》は天下統一の理念を強く示しているために重視され,漢代の春秋学は実際は公羊学を意味していた。ところが前漢の末ごろ,劉歆(りゆうきん)が《春秋左氏伝》をはじめ古文経書を重んじ,王莽(おうもう)が政権をにぎって,古文経書を博士官の教科書として以後,公羊学は衰え,後漢時代に何休が《春秋公羊伝解詁》を著したものの,学界では訓詁を重んずる古文学が主流となった。…

※「経術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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