結夏(読み)ケツゲ

デジタル大辞泉 「結夏」の意味・読み・例文・類語

けつ‐げ【結夏】

夏安居げあんごを始めること。また、始める日。陰暦4月16日。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「結夏」の意味・読み・例文・類語

けつ‐げ【結夏】

〘名〙 (「げ」は「夏」の呉音) 仏語。夏安居(げあんご)初めの日。陰暦で四月中旬のころ結制。けちげ。《季・夏》
雑談集(1305)三「諸寺の結夏(ケツゲ)自恣布薩結界等、皆律の作法也」 〔梵網経‐一〇下〕

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普及版 字通 「結夏」の読み・字形・画数・意味

【結夏】けつげ

安居。

字通「結」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の結夏の言及

【安居】より

…これを一夏九旬といって,各教団や大寺院でいろいろの安居行事がある。安居の開始は結夏(けつげ)といい,終了は解夏(げげ)というが,解夏の日は多くの供養があるので,僧侶は満腹するまで食べる。これが僧自恣(じし)の日で,盂蘭盆会(うらぼんえ)は7月15日に自恣の僧に百味飲食(ひやくみのおんじき)を供する日である。…

※「結夏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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