結置・掬置(読み)むすびおく

精選版 日本国語大辞典 「結置・掬置」の意味・読み・例文・類語

むすび‐お・く【結置・掬置】

〘他カ四〙
① 結んで置く。結んでのちに残す。
※後撰(951‐953頃)雑二・一一八七「結をきしかたみのこだになかりせば何に忍の草をつままし〈兼忠母の乳母〉」
② (掬置) 手のひらで、水などをすくっておく。
風雅(1346‐49頃)雑中・一七八七「我ならぬ人に汲すな行きずりにむすび置きつる玉の井の水〈藤原道信〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android