絞刑(読み)こうけい

精選版 日本国語大辞典 「絞刑」の意味・読み・例文・類語

こう‐けい カウ‥【絞刑】

〘名〙 絞首刑罰絞首刑
三代実録‐貞観一六年(874)一〇月一九日「石見国人若枝部豊見、鬪人、当絞刑

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デジタル大辞泉 「絞刑」の意味・読み・例文・類語

こう‐けい〔カウ‐〕【絞刑】

絞首刑。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「絞刑」の意味・わかりやすい解説

絞刑
こうけい

綱で首を絞める刑で、古代の律における五刑の一つ。絞刑は唐律呼称で、日本律では斬首(ざんしゅ)という。絞首は、中国では2本の綱で頸(くび)を挟み、その綱を轆轤(ろくろ)で巻き上げて首を絞め、窒息させる方法がとられたが、日本でも同様であったと考えられる。鎌倉時代、室町時代江戸幕府では、絞刑を採用しなかったが、江戸時代の藩のなかには、絞刑を用いた例がみられる。1882年(明治15)施行旧刑法で初めて首つりの形の絞刑(絞首刑)が採用された。

石井良助

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