絨毯爆撃(読み)ジュウタンバクゲキ(英語表記)carpet bombing

翻訳|carpet bombing

デジタル大辞泉 「絨毯爆撃」の意味・読み・例文・類語

じゅうたん‐ばくげき【××毯爆撃】

ある地域絨毯を敷きつめるように、すきまなく一面に爆撃すること。カーペットボミング

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「絨毯爆撃」の意味・わかりやすい解説

絨毯爆撃
じゅうたんばくげき
carpet bombing

集中爆撃,飽和爆撃ともいわれる航空爆撃法の一つ。大編隊を組んだ大型爆撃機が絨毯を敷くように目標一帯に一斉に投弾しながら通過することから,こう呼ばれる。第2次世界大戦中の 1942年5月 30日の真夜中から 31日にかけて,イギリス空軍がケルン市を空襲した際,この方法が初めて採用され,1000機の爆撃機で爆弾 2000tを 90分で投下した。

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