統一共産党[ネパール](読み)とういつきょうさんとう[ネパール](英語表記)United Communist Party of Nepal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「統一共産党[ネパール]」の意味・わかりやすい解説

統一共産党[ネパール]
とういつきょうさんとう[ネパール]
United Communist Party of Nepal

略称 UCPN。ネパール政党。 1949年ネパール共産党として発足。その後親ソ連派と親中国派に分裂するが,90年1月,共産党勢力7派が統一左翼戦線を結成し,王制廃止と民主化をスローガンに運動を進める。 91年の総選挙を前に,5派が新たに統一共産党を結成。王室解体と汚職撲滅を政治目標に掲げる。 94年 11月の総選挙では,汚職で信頼を失ったネパール会議派に代って第1党に躍進し,連立政権組閣。 97年3月にも国民民主党との連立政権を組織したが,ガンジス川の水利問題をめぐり党内が分裂し,98年3月にマルクス=レーニン主義派が離党した。

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