絵紙(読み)えがみ

精選版 日本国語大辞典 「絵紙」の意味・読み・例文・類語

え‐がみ ヱ‥【絵紙】

〘名〙
子供がもてあそぶ絵や模様を色刷りにしてある紙。玩具絵(おもちゃえ)
金毘羅(1909)〈森鴎外〉「福笑ひといふものがある。お亀の顔の輪廓の中へ、子供が目かくしをして目鼻を置く画紙である」
② 絵をかくための紙。画用紙
※画の悲み(1902)〈国木田独歩〉「画紙(ヱガミ)一枚に大きく馬の頭を画いた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「絵紙」の意味・読み・例文・類語

え‐がみ〔ヱ‐〕【絵紙】

子供が遊びに使う、色刷りにした絵や模様のある紙。
牡丹の花の模様のついた―」〈中勘助銀の匙
画用紙。
「―一枚に大きく馬の頭を書いた」〈独歩・画の悲み〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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