精選版 日本国語大辞典 「続労」の意味・読み・例文・類語
ぞく‐ろう ‥ラウ【続労】
〘名〙
① 奈良時代、六位以下の散位や五位以上の子孫、勲位のみを有する者などの、官職を持たない者、また、官職を離れた者に対して、官司・国府などに勤務していると見なして勤務年数に数えること。下級官人の救済法の一つ。のち、続労銭を納めて続労を承認されるようになり、また、さらに平安時代には贖労として売官を意味するようになった。しょくろう。
② =ぞくろう(贖労)
※色葉字類抄(1177‐81)「続労 佞媚分 追従詞 ソクロウ」
しょく‐ろう ‥ラウ【続労】
〘名〙 =ぞくろう(続労)
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