網を張る(読み)アミヲハル

デジタル大辞泉 「網を張る」の意味・読み・例文・類語

あみ・る

魚・鳥などを捕るために網を仕掛ける。
犯人を捕らえたり、目的人物をつかまえたりするために、手配をして待ち構える。「立ち回り先に―・る」「報道陣が―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「網を張る」の意味・読み・例文・類語

あみ【網】 を 張(は)

① 鳥や魚などを捕えるために網を張りめぐらす。
日葡辞書(1603‐04)「Amiuo(アミヲ) faru(ハル)〈訳〉鶉などの鳥を捕るため、野原に網を仕掛ける」
② 犯人などねらう人物を捕えるために、手はずをととのえて待ち受ける。待ちぶせする。
※歌舞伎・四天王産湯玉川(1818)五立「人足繁きこの所に網(アミ)を張(ハ)って待って居る」
腕くらべ(1916‐17)〈永井荷風一四「不良少年検挙で網を張ってゐた刑事に見咎められ」

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