網様体(読み)もうようたい

精選版 日本国語大辞典 「網様体」の意味・読み・例文・類語

もうよう‐たい マウヤウ‥【網様体】

〘名〙 中脳から延髄にかけての広い範囲を占める特殊な構造部分神経繊維の網に、神経細胞が点在し、呼吸血圧などの中枢がある。めざめや注意力意識維持などに重要な働きをする。〔薬の効用(1964)〕

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デジタル大辞泉 「網様体」の意味・読み・例文・類語

もうよう‐たい〔マウヤウ‐〕【網様体】

中脳から延髄にかけての範囲を占める、特殊な構造の部分。神経線維の網に神経細胞体が散在。呼吸・血圧などの中枢があり、意識の維持に関与する。

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世界大百科事典(旧版)内の網様体の言及

【脳幹網様体】より

…単に網様体reticular formationということもある。脳幹被蓋の上方から下方にかけて存在する一連の構造で,網目状に複雑に走る神経繊維網と,その間に散在する神経細胞の集団からできている。…

※「網様体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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