緊切(読み)キンセツ

デジタル大辞泉 「緊切」の意味・読み・例文・類語

きん‐せつ【緊切】

[名・形動]
ぴったりとつくこと。また、そのさま。「緊切関係にある」
差し迫って大切なこと。また、そのさま。「緊切問題
[類語]緊急火急

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「緊切」の意味・読み・例文・類語

きん‐せつ【緊切】

〘名〙 (形動)
① きびしく迫り近づくこと。ぴったりつくこと。また、そのさま。
舎密開宗(1837‐47)内「然ども此は酸化と諳摸尼亜の親和、緊切ならざるに因て」
※地方官会議日誌‐一三・明治八年(1875)七月七日「夫れ地租と工費とは、太だ緊切なる関係あれば、之を離す可からず」
② きわめて緊要なこと。差し迫って大切なこと。また、きわめて深く関係するさま。
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「棉花利益は、米英両大国、数千万の生活に緊切すれば」

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普及版 字通 「緊切」の読み・字形・画数・意味

【緊切】きんせつ

緊要。

字通「緊」の項目を見る

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