緊急時対策支援システム(読み)キンキュウジタイサクシエンシステム

デジタル大辞泉 「緊急時対策支援システム」の意味・読み・例文・類語

きんきゅうじたいさくしえん‐システム〔キンキフジタイサクシヱン‐〕【緊急時対策支援システム】

原子力災害の発生時に事故状態を迅速に把握し、解析予測をするシステム。原子力発電所内の各機器の状態を遠隔から監視し、起こり得る事故事象をあらかじめ解析した知識データベースによる状況判断コンピューターによる将来予測を行うことで、国が行う緊急時対策を支援する。独立行政法人原子力安全基盤機構において、発電所からの情報を一括して監視するシステムが構築されている。ERSS(Emergency Response Support System)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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